単身赴任の仮住まいの小部屋でiPhone単体を鳴らすが、物足りない。
もっと音楽が欲しい!
仮住まいに見合った、小さな小さなステレオセットを揃えることにした。
先ずスピーカー。自宅にあるアンソニーギャロのMICRO SATELLITEを持ち出した。(昔、店頭在庫特価で税込19,800円)
これは球型のかわいいスピーカーであるが、しっかりした造りで音は申し分ない。(直径102㎜、80Hz~18kHz、インピーダンス8Ω、本体重量0.8kg)
次にアンプ。このスピーカーと同サイズでDAC付きハイレゾ対応のアンプをインターネットで探し回る。
圧倒的なコスパの中華アンプに気を惹かれながらも、購入したのはフォステクスPC200USB-HRである。
老舗のスピーカーメーカーのPC用に特化したパーソナルアンプで、本体は手のひらにも軽く載せられる。入力はUSBだけである。(W95㎜×H52㎜×D86㎜、最大出力15w、重量316g、対応サンプリング32、44.1、48、88.2、96kHz/16、24ビット)
使用者の評価は悪くない。いやむしろ高い評価だ。
後は我がiPhone8とリンクできるかである。
ライントニングからUSBへの変換コネクターを買ってつないでみる。音楽アプリはオンキョーのHF_Playerである。
ダメだリンクしない。ランプの色がハイレゾリンクの橙色にならない。ノーマルリンクの緑色にはなるが、音はiPhoneから出ている。
インターネットに先人の知恵を探す。あった!アップル純正のLightning to USB Camera Adapterでつなぐと認識されるとある。
早速購入して接続。先人よありがとう、オンキョーHF_Playerでランプが赤から橙色に変わり、ハイレゾリンク成功。ちなみにアップルミュージックではなぜかノーマルリンク(ランプは緑)であるが再生は可能である。
天満敦子の望郷のバラードを聞く。バイオリニスト天満が愛機ストラディヴァリウス様(彼女は呼び捨てにせず様を付ける)を思いのままに操って紡ぎ出す音色は素晴らしい。期待以上である。
これで、アンソニーギャロのスピーカー、フォステクスのアンプ、アップルのカメラアダプタからなる私としては最小構成のステレオセットが完成した。大満足である。(アンプには親切にAC電源アダプターだけでなく、USBケーブル、スピーカーケーブルが付属品として付いているから、他に買う物はないのです。フォステクスさんありがとう。)
なお、フォステクスのアンプにカメラアダプタを使ってiPhoneをつなぐ方法は、フォステクスのカタログに記載がない裏技となります。上記を参考に実行される場合には、自己責任でお願いします。ただ、私のiPhone8にはAirplayのデバイスとしてFOSTEX PC200USB-HRと表示されています。
また、私は手持のスピーカーを使用しましたが、もし新たに購入するなら、同じフォステクスのP802-S等のハイレゾ対応スピーカーからセレクトするのが順当でしょう。(H195×W100×D120㎝、150Hz~40kHz、インピーダンス8Ω、本体重量1.1kg/1本)