公園でベンチに腰掛けて眺めている。
小さな子供たちがすべり台で遊んでいる。
階段や梯子を登って最上部へそこから一気に滑り降りる。また登っては滑り降りる。これを繰り返す。
自分もかつてそうだったなあと思います。
楽しくてしかたなかった。
ブランコもそうだった。
飽きることなく勢いをつけて振り上げては空中高く浮遊する快感を楽しむのである。
自分より小さい子が早く代わってと言いたげに見ているのに気付くと、ポンと体を前に投げ出し着地したものだ。
ベンチに腰掛ける老人と遊び回る子供に老いと若さの対比がある。
でも、初老の方が幼い孫を連れて来てすべり台で一緒になって遊んでいる。
結構楽しくやれている。
小さな孫と遊ぶような老いと若さの接点はいくらでもあるかなと思う。