茹だるような暑さ。
部屋の温度計は35度と36度の間を行ったり来たりしている。
いつもならこれを避けて散歩に出るのだがまだ家にいる。
昨夜の暑さに眠りに落ちたのが午前3時過ぎということで、生活パターンが崩れた。
でも、起きてから後の気力が不思議と続いている。
朝食、洗濯、掃除、・・・そしてブログの閲覧と記事の下書き・・・
外仕事(草取り)や徒歩や自電車で遠出するのが億劫になるのが嫌で、エアコンを使わない生活を続けている。
そのため、汗をかいて気化熱で体を冷やせる自然水冷式の体づくりを春から始めた。
昨日は、そろそろ限界かなとの思いも過ぎった。
だがまだまだ工夫の余地はあるかも、と思うのである。
人間は困るといろいろと工夫をするようである。
暑いから、家の窓を点検して、開けられるところは全て開放する。
オンボロのナショナル扇風機を掃除して使い出す。
空いたペットボトルに水を入れて冷蔵庫で冷やす。
最初は500ミリ1本だったのが、今では500ミリ2本に1800ミリ1本である。
持ち歩きの保冷ポットも300ミリでは足らず500ミリを追加購入した。
昨日は買い物の途中に、いつもはうまいと感じる冷水にうまさを感じなかった。
体がミネラルを欲しているのかもしれない。
午後の紅茶無糖が飲みたいな、とふと思ったから。
でも、午後の紅茶無糖1800ミリに豚バラ100グラムほどの価値は感じない。
では自分で作るか。
日東のティーバッグ1個40円くらいでは150ミリしか作れん。う、これでは買ったほうが安い。
麦茶に変更すると1バッグ11円ほどで1200ミリ作れる。これだ。
昨日の深夜は麦茶の製造をした。
ヤカンの注ぎ口の下ギリギリまで水を入れて沸かす。
沸騰したところで、麦茶バッグを1個投入し3分ほど煮立てる。
火を止め、ここでミネラルたっぷりのサトウキビ糖を小さじ2杯入れてみる。
1時間置いてから、水を入れたボールにヤカンごと浮かして冷まし(水を何回か入れ替える)、空いたペットボトルに入れ換えて冷蔵庫にしまった。
というわけで、今日は朝から水ではなくてこの自家製ミネラル麦茶を飲んでいる。
正直水より美味く感じる。
欲しいものが飲めているという感じである。
窓の全開放にしても、扇風機の使い出しにしても、冷水の増産にしても、保冷ポットの追加購入にしても、この度の麦茶作りにしても、山登りの支度のように計画的にするのでなくて、体がしんどいからとその都度思い付きでやっている。
置かれた状況を凌いで生きて行くために、人は必要な様々なことを自然とやってしまうのである。
日中の涼しさを求めての散歩もそうである。私だけではない。昨日立ち寄った図書館は全て座席が埋まっているほどの盛況でした。
両腕をさするとうっすらと汗をかき続けている。私の水冷式は順調のようだ。
このブログを書きながら、麦茶の増産もできてしまった。
夕涼みの散歩には保冷ポットに麦茶を詰めて出掛けよう。