一昨日の出来事です。
雨の中を散歩していました。斜度6%(100m進むと6m上がる)を超えるところもある急坂の歩道を登っていると。前方を下って来た老婦人が濡れた路面で足を滑らしたか、転ばれてしまいました。
まるで人形がコテンと倒れたように。
直ぐ前を歩いていた女性2人がさっと助けに入り、立たせようとしますが、立ち上がれません。
私は少し離れたところで、救急車を呼ばなければいけないかなと様子を見ておりました。
幸いに間もなくして、女姓2人に支えられたり、汚れを払ったりして貰いながら、老婦人は立ち上がることができました。
それから、老婦人は案外しっかりとした足取りで歩き始め、三人揃って駅の方へ下って行きました。
私はホッとしながら三人の下っていく様子を見守りました。
本当に人形が横に倒れる様でした。私も既に爺さん。転んだらあのようになるのかな。
足を踏ん張ったり、手を着いたりできるかな。体操のとき転ぶ練習をしているのが役に立ってくれるかな。
前後左右、十文字に動きながら、膝を折り腰を屈めながら手を着く「ゴミ捨い動作」を2~3回入れます。
転ばぬ先の杖までは間があるにしても、散歩と転ぶ練習は続けようと思ったのでした。